草々草子

全略出来ればどんなによかったか。

惰性門

今日に関しては「下人」ですと名乗れないのが辛いところ、そんな身分すらとうに私からは消えているのです。さて、惰性で続けてきたこのブログですが、今回で最終回ではありません。ただ、毎日のようにタイトルをどこかの創作物から持ってきて弄りこじつけるのは正直疲れますし、中身のない戯れ言を吐くと言っても、ただでさえ少ない胃の腑の中身は全て晒してしまったような気がします。

大体私は活字という物をほとんど読まず、そもそもが内容をパロディするほど覚えている本をほとんど持っていません。更に積み重なるは才能の無さと脳に「サボロー」が定住しているようなモチベーションの欠如。実体の無さといい、私はサボローに浸食されかかっているのかも知れません。もしそうだとするならば、私は名前を手に入れる事になるのでしょうか。サボロー、サボロー...いい名前だとは思いますが、自分の名前を名乗るたびお金を払うのは痛すぎる出費です、理性が残っている内に脳内サボローの家賃と著作権使用料をチャラに出来るか明光義塾に問い合わせてみなければ。

と、言うことで不定期になります。一月に一回か、週に一回か、それは大きな問題でなく、正直な話反響も何もありませんから少し甘えます。私は元来他人にも自分にも甘い人間です。どれくらいかと言えばガトーショコラくらい、おっと危ない食べるのはお止し下さい。粉砂糖に見えるそれは涙で出来たカビの根です。涙の数だけ強くなれるよとは言いますが、その実強くなるのは毒性だけで、カビの毒は加熱でも消えません。生えたら終わりです、恋の微熱も愛の炎も、貴方の毒を打ち消してはくれません。もしくは灰になって終わりです。故に自分に甘い皆様、人に食べて貰いたいというのであれば、若さの熱に涙が蒸発し消える熱いうちが売り時です。でなければ戸棚の中で腐ります。

さて、ではしばらくの間さようなら。私の行方は誰も知らない。