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草々草子

全略出来ればどんなによかったか。

キッチン(無し)

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。だって、今私の家には無いから。

という事で恥ずかしげもなく、今日はお日柄も私の筆が走っているという事もあって最悪ですね。と挨拶を軽口と叩き流しましょう。そうだ、先日私のこの駄目人間という概念の言語化とも言える作業場に見える形でのお客がいらっしゃったのですが、かの人は私の自己紹介に「リアルで付き合ってみたい」と、まあ蓼食う虫に頭ずきずきと言いますか、嬉しいながらもこの世の多様性の下向き矢印の多さも考え物だと思いつつ、応援して下さる方が誰かお一人でもいるという嘘を信じることに致しましたので、全く関係は無い動機で筆を執らせて頂きます。

というのも私は最近人と全くと言っていいほど話しておらず、自分の声を忘れてはいないか、自分の文字を忘れてはいないか、ひいては日本語を忘れてはいないかという症状にまで達しました故、ここでリハビリといった次第。先月の記事?知らねえな。寝言くらいは言ったかも。といっても普段生きていて止まらないのは無意識の独り言、ベランダに落ちてきた青虫と「お前さんぷくっとしててかわいいねえ、でもちと若い。歳食ってから飛んでおいで」と外に出て目に入った木の葉に乗せた、なんて傍から見たら気持ちの悪いとしか言いようのない一幕はいつだったか、とにかく私は一人で話すのが得意で、大抵の場合それを意識していることなどありませんから、ついふと気付くと手には青虫だったり背には奇異の視線だったりを貼り付けることになるのです。奇異の視線もいつか翅と変わって私を天国へと連れて行って下さるなら歓迎ですが、どうにもそうではないみたいだし。

むしろ蝋で固めた羽を使って転落死というのも、ありかもしれません。そうと決まれば今すぐにでも来月までの生活費1500円を全額消費して私の翼を作りましょう。何か今聞き捨てもならなければ見てこなかった現実の響きがありましたが、しかしそれはそれです。宵越しどころか三途の川の渡し賃すら持たない私の姿勢が評価されるのは死後いつごろになるのでしょうね。

さて、私がこれから何を食べればいいのかと聞かれれば「ばなな」と答えてタイトルに繋げるべきなのでしょうが、いかんせん生の食品は高いですね。スーパーにバナナ味の飴などがうまくあればそれを買って食つなぐことにしましょう。息があったら、是非また。