トゥルーマン・ショートショート

私は、いつになったら冗談を言い終える事が出来るのでしょうか。20年と半年ほど、生まれてからついぞ湧いたことのないウィットの泉を幻視したまま、365日24時間生き恥を道化に代えてこそいますが、私と言う番組の視聴率もそろそろ限界に達したころでしょうか。今は、どこぞの繁華街のカラオケで7時間7000円程度で身を売って働いて、周囲の楽しき人間に所かまわない下ネタと他者を嘲笑する形の新鮮な冗談を学んでいます。

適正価格、というものが物事にあるのは浮世でも変わらない真実ですが、聞いて驚け！深夜手当も考えると、私の一日は大体25500円程度になってしまいます。なんという事でしょうと嘆かずにはいられません。これはことによっては人によっては裁判を起こさなければと一念発起するきっかけになりかねません。ご苦労なことですね。こんな高値が付いたゴミを社会は弾き分別することもできないのか？世の労働条件がいつになっても改善されないのはこういった背景があるからかもしれませんね。それか、ここがシーヘヴンも真っ青な巨大ドーム型スタジオであるかどちらかです。

ただ私の生活が全世界生中継しているとしてテレビに映る１ピクセルが勿体ないですし、ここでこうしてブログに頭の中身をぶちまけている時間と手間が一切の無駄ですし、それは中継されていなくても始めから終わりまで一切無駄ですし。第一コピーライターがこの番組のCM一つを考えるのに一人過労死しかねません。

「メンヘラにも健常者にもなれない男の一生を余すところなく生中継」という内容を、どう面白そうにプレゼンテーションしましょう。きっとそうして精神を病んで行きつく先が、アダルトビデオのタイトル考案係のような場所なのでしょうね。おっと失礼と申しますか勉強の成果と言うべきか、所かまわない下ネタが。またもこうして人の業を北方の海鮮屋のいくら丼のように皆さんがストップと言うまでかけ続けます事には、この世にはいくらでも怪電波が溢れ、今日早朝のマックスヘッドだかベッドだかワンルームにまた地獄が誕生しました。

書き割りの地平線に突き刺さった船首の先に女神像があったとしたら、相当面白いとは思わないかい。誰も僕の正気は保証してくれない。

それでは今日も！！おはよう！そして会えずに死んだ時のために、さようならと愛してる！